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男性用ピルが存在しているのか?

ピルといえば女性が服用する経口避妊薬のことです。
女性用ピルの仕組みとしてはホルモンを変化させることで女性が妊娠したような状態にして、妊娠しない身体にするというものです。
その一方でこれまで男性用のピルは存在してきませんでしたが、2016年に登場しています。
ただし男性用ピルは女性用ピルのそれとはまったく異なる働きをするものです。

そもそも妊娠のプロセスは精子が卵子にたどり着くことによって受精が発生します。
女性用のそれでは卵子そのものの排卵を行わないようにし、また卵子のある卵巣までに通じる子宮頸管の粘液を変質させて精子がたどり着けないようにします。
さらに受精したとしても子宮内膜が変質しており着床が起こらないようにするというものです。
一方で男性用のピルは精子の能力を阻害するというもので、いわゆる男性型不妊症を人工的に起こさせる仕組みです。

男性用ピルとしてはガンダルサとよばれるハーブが使われるものが有名です。
ガンダルサにはガンダルシンという物質が含まれており、このガンダルシンが精子の先端部にあるヒアルロニダーゼという酵素を阻害することによって精子の受精能力を失わせます。

ガンダルサはインドネシアのパプアニューギニア島に原生している低木のことで、古くから原住民はガンダルサの葉を使うことによって子供の数を制限するのに効果があるということを知っており、このため子供を数を減らすハーブとして現在でもインドネシアで広く使われています。
現代では研究によってガンダルサの具体的な作用が知られており、ひとつは副作用がほとんどみられないこと、2ヶ月間続けて内服することで精子の受精能力がなくなる、そして服用を中止して72日後には精子の受精能力が完全に回復するといったことがわかっています。

また現代ではガンダルサの成分を含んだサプリメントが販売されておりインドネシアから個人輸入で購入することが可能ですし、また男性用の経口避妊薬としても販売されており同じく個人輸入で購入することができます。

軽い気持ちで決して飲んではいけない

ガンダルサはインドネシア発祥の男性用のピルとも言えるものですが、一方で実績が不明確で副作用の危険性がないとされていますが、日本人が服用すると問題が発生する恐れがあります。
基本的にサプリメントや女性用の低用量ピルのように長期間の服用が効果的ですが薬として発売されているものは1日1回やセックスの1時間前に服用すれば効果があると言われていますが、実際のところ不明瞭です。
副作用に関してもハーブを原料としているのでほとんどないと言われますが、それでも服用後に体重の増加や反対に性欲が高まるという報告もあります。
また心臓や腎臓に負担をかける恐れもありますが、女性用と異なりホルモンに作用するわけではないのでこれらの不快な症状が出ないとされています。

一方でガンダルサを服用するさいのもっとも大きな危険性としては将来的に子供がほしいと思ったさいに受精能力が回復するかどうかがわからないことです。
報告では使用をやめると30日程度で回復すると言われていますが、精子に対して悪影響を与えることによって避妊効果を得ており、残留すると将来的に受精能力が回復しない恐れがあります。
また悪影響として精子の減少も懸念されますし、精子が減少すれば妊娠そのものが困難になります。
無精子症にまで発展すればほぼ妊娠が不可能になります。

このようなデメリットや不妊症になる恐怖を考えて服用すれば一定の効果が期待できますが、インドネシアの一般社会で認められているもののそのデータは信頼性に乏しいのが実状です。
また恐怖を乗り越えて服用したとしても、まだインドネシアの政府機関が認めている薬ではないため、さらに検証が進む必要があります。
このため軽い気持ちで服用するのが現時点では危険の大きいものです。